国産レンズメーカー アベノンのピンホールレンズ、AVENON P.H. 28 AIR LENS を GXR Mount A12 に付けての作例記事です。

ピンホール部分は別売りのアダプターと交換できて、焦点距離を 21mm, 28mm, 35mm から選択できます。

薄い板に極小さな穴が空いただけの構造なので、レンズ自体はとても薄いものになっています。


Focal Length:28mm ISO:800 SS:1/3

このレンズは、光学的な性能を語る域にはありません。この写真も、ハイライトは飛んでいるしローライトは潰れているし、ピントと呼べる要素もありません。


Focal Length:28mm ISO:800 SS:1/6

付属のマニュアルによると、絞り値は F125 〜 F256 程度だそうです。シャッタースピードが 1 秒を軽く超えるため、手持ちで撮影するには ISO を上げる必要があります。
晴れの日なら、冬場でも ISO 800 程度に上げれば、シャッタースピードが 1/3 程度となり、なんとか大丈夫です。


Focal Length:21mm ISO:1600 SS:1/3

冬場の曇りなら、ISO 1600 程度が必要です。GXR Mount A12 で ISO 1600 となると、それなりにノイズも出ますが、そもそもの画質がボケボケなので、気にならないどころか味とも呼べるかもしれません。


Focal Length:21mm ISO:1600 SS:1/3

発色はそれなりにハッキリとしていますが、これは恐らく GXR Mount A12 の性質によるものでしょう。


Focal Length:28mm ISO:800 SS:1/110


Focal Length:28mm ISO:800 SS:1/200

太陽を撮ってもなかなか楽しいです。なんだか禍々しい感じ?

フィルターとフードについて

ピンホールから微小なゴミが入ってしまうので、フィルターを装着することが推奨されています。一般的な 46mm 径のものが使えます。

一応、捻じ込み式のフードを装着できますが、元々絞り込んでいる状態なので、ドレスアップ目的が主でしょうか。

センサーに付着したゴミについて

スポット修正例

GXR Mount A12 はセンサーにゴミが付着しやすいので、絞りまくっている本レンズではかなり写りこんでしまいます。そのため、画像編集時に補正するなどの対処が必要になります。

所感


Focal Length:21mm ISO:800 SS:1/7

オールドレンズを使う理由のひとつに、「よく写らない」というものがあります。ある意味でその局地にあるのが、ピンホールレンズなのかもしれません。


Focal Length:28mm ISO:800 SS:1/5

夏になったら、出番が増えそうなレンズです。

AVENON P.H. 28 AIR LENS の購入について


新品では売ってない・・・と言うか、メーカーがもう無い?ようなので、中古カメラ屋かオークションでの購入になります。元々の玉数が少ないと思われるので、相場を調べるのも難しいようです。僕はアダプター込みで1万円で購入しました。
興味のある人は、見つけたら即購入すると良いと思います。

なお、コンタックスGマウント の物も存在しているので、間違わないように注意が必要です。