9月のオールドレンズ限定写真グループ展に続いて10月に出展した、東京シャッターガール写真展2に参加しての、まとめや感想です。


Mamiya RB67 + Sekor 65mm F4.5 / Kodak PORTRA 800

前回のダークな感じとは打って変わって、ハイキーめでノストラジックな感じです。前回も来てくれた方には驚かれたりもしたんですが、別にダークな写真しか撮りたくないわけじゃないのです……!

今回のモデルは、友達とその友達にお願いしました。

テーマについて

東京シャッターガール写真展2 は、映画 東京シャッターガールのタイアップ写真展です。なのでテーマもそれに沿ったものが必要で、運営からは「シャッターガール(カメラ女子)を撮影」や「登場するロケ地」などといった、テーマのアドバイスが発表されていました。

まず考えたのは、「原作のマンガっぽい感じで撮りたいな」という事と「ストーリー感を出すために、モデルを二人使いたい」ということでした。モデルが一人だと、「モデルを撮りました」っていう写真になりがちだと思っていて、個人的にはそういうのじゃないなーと。

色々と考えた結果、「主人公の女の子とカメラ部員仲間の男子の、青春の距離間」というテーマに決めました。

機材について

今回は、中判フィルムカメラの Mamiya RB67 を使いました。これは今回のために購入したんですが、「何で急にフィルム?」とか、「なんでロクナナ?」とか、「なんで Mamiya RB67?」とか、これまでの自分からすると、色々と急展開な機材選択でした。

元々は「今回は A3ノビよりも大きくプリントしたいな」という事がきっかけでした。それには、メイン機材の GXR Mount A12 だと、画素数が足りないかなーと思って(※未検証)、もう少し大きいフォーマットの導入を考えたのです。
とは言え、デジタルのフルサイズは高いので、候補はフィルムです。それなら、どうせなら中判も使ってみたいなと思いました。

中判にはフォーマットがいくつかありますが、6×6は構図が苦手なのでパス。645 は電池が必要な物ばっかりなのでパス(フィルムカメラは電池不要な物が好き派)。そんな風に消去法で考えていったら、Mamiya RB67 くらいしか残らなかったという。

とは言え、RB67、かなり気に入っています。巻き上げがシャッターとフィルムで別々で、二回巻き上げないといけない所とか最高です。巻き上げる動作が好きなんですよねー。

レンズは広角レンズの Sekor 65mm F4.5 です。35mm 換算だと 28mm とか 30mm とかそのくらいなのかな。慣れている画角なので、違和感なく使えました。絞りを開けると柔らかくて、絞るとカリッカリになるので気に入っています。

フィルムは、フジのPRO 400 とコダックの PORTRA 800 を使いました。でもこれ、ポートラ 800 に統一すれば良かったです。補正の時が大変でした。

小道具調達

この記事の冒頭の写真の、左に置いてあるカメラは、キエフの3型です。ロシア製のコンタックス・コピーで、東京シャッターガールの主人公、夢路歩が使っているカメラです。作品のテーマ的に原作に近づけたかったので、超探しまくって同じ型を購入しました。

キエフにはバリエーションがいくつかあるんですが、この3型だけ何故か数が少ないように思えます。一度ヤフオクで見つけたんですが競り負けてしまって、もうダメだーと思ったら銀座のダイアモンドカメラで偶然見つけて、確保できました。

撮影日のこと


Mamiya RB67 + Sekor 65mm F4.5 / Fuji PRO 400

モデルが二人いるので、撮影日の調整は中々に大変でした。しかも、当初予定していた日に台風が来てしまって、なんとロケ地が閉園に……。何とかリスケをしたものの、その日の午後には会社のカメラ部の撮影会が入っていたので、午前中に突貫で撮影するという事態になってしまいました。

実は今回のモデルさんは、現役コスプレイヤーさんと元コスプレイヤーさんなのです。役づくりはさすがレイヤーさんという感じで、服装なんか、原作をほぼ完璧に再現してくれました。前回の写真展でもそうですけど、モデルさんに恵まれて嬉しいです><

制作について

フィルムをスキャンしてデジタル補正を行い、デジタルプリントで制作しています。フィルムで作品作りは初めてだったんですが、一度デジタルにしてしまえば、いつものやりかたで作業ができたのでやりやすかったです。できあがった作品を見ると、粒子感やハイキー部分の描写は、やはりフィルムのアドバンテージを感じました。

現像は戸越銀座の写真屋さんフォトカノン、スキャンはプロラボのEASTWESTにお願いしました。

プリントと額装は前回と同じく、レンタルラボと世界堂。今回は世界堂からギャラリーへ配送しましたw

完成した作品について

果たして、かなり満足いく物が作れました。テーマ的に「原作を再現する」というのは30人いるメンバーで誰もやっていなかったし、写真的にも想定通り、青春っぽい距離間やストーリー感が出せたんじゃないかと思っています。

カメラ友達が増えた

あと、写真展を通じて、カメラ友達が増えました。友達だと思います。友達だと思っています。

写真でやりたいこと

前回と今回の二つの写真展を通して、自分は演出写真を撮りたいんだな、という事を明確に意識しました。頭の中のストーリーやイメージを、写真という媒体を使って作りたいのです。

おまけ

ところで、この写真展、死ぬまで自慢できそうな出来事があったのです。それは……。

僕の写真の向かいに、ハービー山口さんの写真が飾られていたんですよ!!1! これはヤバイ。マジヤバイ。どれくらいヤバイかって言うと、中学野球部がイチローと同じグラウンドで野球をやれる事になったくらいヤバイ。ヤバすぎてヤバい。