2011年12月
画角 12mm という超広角レンズ、ウルトラワイドヘリアー(以下UWH)が欲しいなあと思っているんですが、元々の生産数が少ない割りに最近の m4/3 や GXR Mount A12 による高需要で、品不足が続いているようです。
マップカメラで店員さんとお客さんの会話を小耳に挟んだところ、次に入荷するのは春とも言われているので、とりあえず E-P1 と M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6 で 画角をシミュレーションしてみました。
なんで M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6 なのかと言うと、どちらも 35mm 換算の画角が 18mm だからです(M.ZUIKO は最短時)。
まーもちろん、寄れる距離とかいろいろ違うんですが、とりあえず 18mm というのはどんな世界なのかなと思って、M.ZUIKO を 35mm 換算18mm 縛りでぱらぱら撮ってみた感じです。
もっと使いづらいのかなーと思ってたんですが、意外と、ルサールや auto 110 18mm の延長で使えそうという印象でした。
iPhone 4S 用のケース、GIZMON iCA を買いました!
ライカの望遠レンズ、ELMARIT 135mm F2.8 を GXR Mount A12 に装着しての作例記事です。
このレンズ、製造番号は 3104906 なので、結構後期のものになるんでしょうか。
以下の作例は、AWB で RAW 撮影したものを Adobe Lightroom3.5 で現像しています。
やはり、まず取り上げたいのは、135mm F2.8 というスペックからもたらされるボケでしょうか。背景は完全にボケていて、主題が浮き上がっています。
GXR Mount A12 ではピント合わせがバシバシ決まり、非常に快適に撮影できました。 GXR というと広角レンズが取り上げられがちですが、望遠でも良い仕事ができそうです。
絞り羽根の形は、絞るごとに変化していき、玉ボケの形となって現れます。
また、絞り値の刻み表記は F2.8, F4, F5.6, F8, F11, F16, F22, F32 となっているのですが、それぞれの値の中間にクリックストップがあります。
まとめ
ルサールやズマリットと比べるとクセは少なく、非常によく写るのは、さすが近代のレンズといったところでしょうか。スペックだけで見ると、レンジファインダーライカの望遠レンズとしては最強クラスなのは、使っていてテンションが上がります。
ただし、そのスペックゆえか重量はかなりのもので、ストラップの選択肢が少ない GXR としては、対加重が気になるところです。手持ち撮影時に絞り込むと、手ブレも気になってきます。
GXR Mount A12 との組み合わせでは、やはりフォーカスアシストによるピント合わせの容易さが挙げられます。広角や標準と同じ感覚で撮影が進められるのは、かなり快適です。
描写面では、ルサールやズマリットで見られたような「しっとり」感は、やや鳴りを潜めますが、ライカレンズらしい繊細なシャープネスはそのままに表現されています。
ELMARIT 135mm F2.8 の購入について
ライカの望遠レンズは安価なものが散見されますが、エルマリート 135mm F2.8 も、そのスペックからするとお買い得と言えます。大体、店頭で4, 5万円〜。オークションだと3万円〜。というあたりでしょうか。
オールドレンズとしては年代が新しいこともあり、状態も良いものが多いようです。