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iPhone 召濃1

先日のLeica Q2を買いましたという記事でも書きましたが、Leica M9(と、Leica M MONOCHROME)を手放しました。この記事はM9を偲ぶ個人的な雑記なので、たぶん読んでも特に何の役にもたたないものです。

M9を買ったのは、2015年に東急渋谷で行われた中古カメラフェアでの事でした。富士越カメラさんに結構お安い値段で出てた所を、店長さんが更に値引きしてくれると言うので、一晩悩んだ末に翌日の朝一番に飛び込んで購入したのでした。

35mm版フルサイズが初だった事もあってか、めちゃくちゃ浮かれてますね。

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Leica M9 + Summicron 35mm F2 (2nd)
ほずきさん

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Leica M9 + Summicron 35mm F2 (2nd)
ほずきさん

そしてなんと、購入翌日のほずきさんのポートレート撮影に持って行くというチャレンジングな展開でした。
機材の癖もまだ分かって無い状態でしたが、デジカメとしての特性はそれまでにも使っていたM8とほぼ同じだったので特に問題なく撮影できたのは幸いでした。とは言え、帰宅してから家のモニターで写真を見たら、APS-HセンサーのM8では気づかなかったレンズの周辺描写を目の当たりにして驚いたりしました。

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Leica M9 + Hektor 7.3cm F1.9
ミカさん

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Leica M9 + Summitar 50mm F2
ゆなまるさん

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Leica M9 + Summicron 50mm F2 (2nd)
Akihabara snap

それからはポトレにコスプレにスナップにと、多くの場面でメイン・カメラとして活躍してくれました。M9特有の濃厚でコントラストの高い描写は必ずしも僕の好みとは一致していなかったので、データ編集にはかなり悩まされもしました。ようやく納得いくようにコントロールできるようになったのは、実はわりと最近の事です。

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iPhone 召濃1

さて、M9を手放した大きな理由は、使用頻度が極端に下がった事です。昨年の夏にM-E TYP240を買ったあとはM9はほぼ使わず、防湿庫にしまいっぱなしでした。

自分のポリシーとして、「コレクションはせず、実際に使う機材のみを買う」という物があるのですが、この時既にM型ライカだけでM8, M8.2, M9, 240, MMと5台もある状態でした。「あと2台増やしたら曜日ごとに使い分けられるね」なんて冗談をツイートしてもみましたが、内心ではあまり笑えないものでした。

そんな中、Q2購入記事でも書いた「カメラを持ち歩かなくなっている」件の対策としてのQ2購入という案が浮かび、M9とMMを下取り、もしくは買い取りに出す事を考えたのでした。

下取り / 買い取り先は、マップカメラや2nd BASEなどいくつかのお店を検討したのですが、最終的に直営店のライカ銀座にお願いしました。ライカ認定中古カメラの制度があるので、手放したライカも整備して売ってくれるだろうと思った事が大きかったです。もうすぐ、僕が使っていたブラックペイントのM9とブラッククロームのMMがオンラインショップに並ぶかもしれません。笑。

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iPhone 召濃1

M9とMMを手放したもう一つの大きな理由は、センサーの供給終了の発表があった事も無関係ではありません。
参考1:ライカM9 / M9-P / Mモノクローム / M-EのCCDセンサーに関する最新情報 // 2020 // Global // ライカの最新情報 // ライカの世界 - Leica Camera AG
参考2:Leica M9のセンサー腐食(剥離)について : hamashun org

僕が使っていたM9とMMは、どちらも対策品センサーに交換済みですが、腐食以外のセンサートラブルが起きた際には、もう交換する事はできないのです。それはなかなかに不安を抱えた状態でした。そんな中に使用頻度が下がっていたので、ここは手放して、事情を把握した上できちんと使ってくれるオーナーの元に行って貰った方がいいと判断したのでした。

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iPhoneで撮影
M8とのタッグでよく使いました。

個人的には、モノにはわりと愛着を持ってしまうタチなのですが、カメラには名前を付けないのが正解だと思っています。手放しても壊れてしまっても悲しすぎるので。
M9とMMには、次のオーナーの元でいっぱい使って貰えたら嬉しいです。