東京都現代美術館で開催中のジャン・プルーヴェ展に行ってきました。いやーめちゃめちゃ良かったです。この規模の展示が日本で開催される事は、僕が生きてる間はもう無いのでは……などと予感する程でした。

殆どのエリアが写真撮影OKだったので、いろいろ撮ってきたので思い出にブログに載せておこうと思います。撮影機材は全てLeica Q2です。

通路から見下ろせる組み立て式住宅。上から見下ろせるように屋根を外しての展示ですが、屋根のある版も見たくなっちゃいますね。進んでいくと近くで見れるので、後ほどまた登場します。

家具の展示はめちゃめちゃ豪華です。まずはこんな感じでセットアップされた家具達が展示されています。

これはたまりませんね。普通のアングルなら色んな書籍などで見ることができますが、裏側とか見れるのは展示ならではです。

2022年こんな部屋で暮らしたいコンテスト優勝です。

アトリエ・ジャン・プルーヴェのカラーパレットでしょうか。現在のセンスで見ても良い色ですよね。

ペーパーナイフの本物!2002年頃は復刻品が買えたんですけど、生産終了しちゃったんですよね。先日再復刻したので、逃さずに買っておきたい逸品です。

プルーヴェの自転車です。現存するのは世界で3台だけとかなんとか。ディテールもいろいろ撮ってみました。

銀行用の移動式脚立です。これ何気に撮影の角度が難しかったです。

家具ゾーンの中でも多くの人が写真を撮っていたのが、このスタンダード・チェアのコーナーです。

これだけのバリエーションが一堂に会するのは、ここか前澤さんちかセガンさんちかという感じじゃあないでしょうか。

展示されてる中では最も初期のスタンダード・チェア。現在のものとはディテールがかなり違いますね。

現行の正規品リプロダクトも座面は湾曲していますが、この頃から既にそうだったんですね。

裏からも撮っちゃいます。Leica Q2は液晶モニターを動かせないので、水平出てないのは許してほしい。

クッション付きのモデル。色のセンス良いなあ。

出ました木製のスタンダード・チェア。戦争による金属不足により製作されたと聞きますが、それが結果的に構造の進化に繋がったとか。

ホゾ組みなどの痕跡を残したままなのが何ともプルーヴェですね。

裏側。凸みたいになってるんですね。これも何かの意味があるんでしょうか。

ディスマンタブル・チェアとも呼ばれるバリエーション。いわゆるノックダウン方式の椅子で、組み立てのための構造が視覚的なアクセントになっています。

この丸い部分ですね。このモデルも復刻してくれないかなあ。

もう一つ特徴的なのが、パイプを曲げた痕でしょうか。これも特徴の一つだと思います。

みんなが撮ってたアングル。ご飯3杯はいけますね。

家具ゾーンはボリュームが凄くて、様々な椅子が展示されています。背もたれの凹みが気になる椅子。

三本足と四本脚のスツール。裏側を見てみると……。

構造が違って面白いですね。

そして、そのスツールをベースにしたホール・チェア。背中の切れ込みがセクシーですが、座り心地がどうなのかは気になります。

プルーヴェの代表作とする人も多い(要出典)、アントニーです。2002年頃はヴィトラが復刻した正規品を買えましたが、わりとすぐ生産終了しちゃったんですよね。今ではヴィンテージも復刻品もとんと見かけません。
斜め向きか真横からのアングルが最も美しいので、さすがの展示方法ですよね。

こちらはカバー付き!海外の書籍でたまに見かけますが、本物を見ると感動します。

シテ・アームチェア!これも以前はヴィトラが復刻したのですが、現在は生産終了しています。買っておけば良かった……!

家具ゾーンの次は建築ゾーンです。プルーヴェの建築と言えば、この丸い覗き穴のパネルですよね。

黄色いパネルに青いガラスのバージョンも。

上の方にだけ穴があるパネルの反対側を見ると……。

光が差してました。実際に中で過ごした人たちは日常的にこんな光景を目にしてたんでしょうね。

アフリカのエリア。奥のパネルを開け締めして風を通すことで、暑いアフリカでも涼しく過ごせたとか。

1人用学習机の展示がありました。これで勉強してた子どもたち羨ましいなあ。そう言えば、バリエーション違いを目黒通りの家具屋で見た事があった事を思い出しました。

建築ゾーンは、こんな感じで実物のパネルや鉄骨が展示されていたり、プレファブ住宅を組み立てる様子の動画を見る事ができます。特に動画はプルーヴェの建築を直感的に把握する事ができて、良い展示だなと感じました。

アトリウムに出ると展示されているのが、序盤で2階から見下ろしていたBCC組み立て式住宅です。ちなみに、これ前澤さんのプライベート・コレクションらしいですね。

中に入る事はできませんが、覗く事はできます。

中にあるスタンダード・チェアと色を合わせているのがにくいですね。

窓枠がちょっと幾何学的でした。

窓からひょいと覗いた感じ。

プルーヴェのベッド!一生に一度でいいので、実際に寝転がってみたいです。ちょっとだけでいいので!

広いワンルームになっていますが、天井や間仕切りを付ける事もできたようです。

映写室では、プルーヴェのベンチに座って映像「ジャン・プルーヴェ:建築家とその時代」を観る事ができます。60分05秒という長尺でしたがしっかり楽しませて貰いました。

プルーヴェの職人気質と言うか、「アトリエでみんなで作る」みたいな現場主義がめっちゃ感じられて理解が深まりました。もっとじっくり観たいので、円盤売ってくれないかなあ。

展示を観終えて外に出ると、コラボパフェの看板が目に留まりました。今回は食べなかったのですが、次回行った際にはぜひ食べてみようと思います。

というわけで、写真は以上です。プルーヴェについての知識って、家具はそれなりにあったのですが、建築については知らない事も多かったので大変楽しめました。そしてもちろんヴィンテージの家具を多く観れたので大満足でした。会期中にあと2回は行きたいな。
ちなみに図録はまだ製作中との事で、NADiffのオンラインストアで予約できます。

構築の人、ジャン・プルーヴェ
気になっている本。ミュージアムショップにもあったと思うので、次回行った時に買っちゃいそうな予感がすごい。


ジャン・プルーヴェ
これは読んだ事が無いけど、内容どうなのかなあ。
プルーヴェの日本語文献だと、Pen2002年8月号とかPen Books版書籍が定番ですけど、どちらも入手困難なんですよね。それだけに今回の図録は、興味ある人は入手必須だと思います……!


A Passion for Jean Prouve: From Furniture to Architecture: The Laurence and Patrick Seguin Collection
洋書ですが、セガンさんのコレクションを収録したこの本も気になっています。