M8 の CCD センサーが、一直線のドット落ち(ドット欠け・画素抜け等とも)を起こすことがあります。
僕の M8 でもこの症状が発生し、ライカ銀座店のサービスセンターで修理を行ったので、情報をまとめておきます。
問題が起きている部分を拡大したものがこちらです。このように、青っぽい 1px 程度の線がノイズのように表示されます。
線は、横向き写真で見た時に縦方向に入ります(当然、縦向き写真では横方向に入ります)。この症状が起きたら、原因はほぼ確実にドット落ちとの事です。
非常に細い線なので Web 用途のみなら気付きにくいですが、A4 サイズ程度にプリントすると、それなりに目立ちます。また、RAW 現像時に当倍表示にすると、かなり気になります。
修理は、基本的にはソフトウェア対応のみで可能ですが、症状がひどい場合には CCD センサーの交換が必要になる場合もあるそうです。サービスセンターに持ち込むと、まずはその判断のために 30 分程度の検査が行われます(時間は混雑具合によって変わると思います)。
幸い、僕の場合はソフトウェア対応のみで問題ないとのことだったので、2 週間の入院と 25,920 円の修理代となりました。
- ちなみにソフトウェア対応なのに 2 週間もかかる理由は、手作業でドット落ちを修正するために、作業の順番待ちとなってしまうからだそうです
- CCD センサーの交換が必要になった場合には、どのくらいの期間と価格になるかを質問したのですが、在庫状況などによって変動するという理由で不明とのことでした
- 発生の原因は宇宙線(放射線)によるセンサーの劣化なので、このトラブルは避けようが無いそうです。現在は M8 での発生が散見されていますが、いずれは M9 等でも報告が増えてくると思われます
- 通常、点状のドット落ちは Lightroom 等の RAW 現像ソフト側で補正してくれるようです